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20世紀少年<最終章>ぼくらの旗

20世紀少年<最終章>ぼくらの旗_b0058285_1248486.jpg 同じSF映画でも、ハリウッド映画のように超人的スーパーヒーローが活躍するのではないところが、良い意味で、日本らしいSF映画だと思う。
 そしてそもそもこのお話の発端になる出来事も、日本的なスケールというか、ずいぶん小さなエピソードがきっかけだったと最後の最後にわかるわけだが、さらに秘密基地のある原っぱがボーリング場になるだの、万国博覧会とか三波春夫もどきの演歌歌手とか、もう40歳半ば以上の日本人でないと共有できないエピソード満載で、海外での配給なんて考えてなさそうなところが潔い。
 主人公の遠藤ケンヂがマタギに扮した遠藤賢司に救われるシーンには思わずにやりとさせられた。もう一度DVDで一作ずつ丹念に見たら、さらなるエピソードが詰まっていそうだ。