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 夏休み2日目、徳山で車を借り、いよいよ西山口ドライブの旅に出る。
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 最初の目的地は、秋芳洞。幼稚園生のころ親に連れられて行った記憶がかすかにある。子供のころに「大きいなあ」と感じたものが、大人になってみてみると大したことなかった、という話はよくあるが、秋芳洞は今見てもそのスケールに圧倒される。
 最近洞窟内の照明を著名な照明デザイナーの石井幹子さんのプロデュースでLEDに切り替えたとのこと、不思議な形の鍾乳石がますます幻想的に見える。
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 旧萩有料道路を北上する途中に「道の駅 萩往還」がある。ここは関ヶ原の戦いに敗れた毛利氏が居城を萩に移された際、参勤交代に使う山陽道までの街道を整備したのが始まりとのこと、幕末には維新の志士たちが頻繁に往来した道だそうだ。道の駅には隣接して松陰記念館があり、松下村塾を再現した展示などがある。外には長州ゆかりの志士達の銅像もあり、ちょっとした観光名所になっている。
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 萩市内では萩城を訪問、城下町は古い町並みが残っていて歩くのも楽しい。高杉晋作が生まれ育った家も残っていて歴男歴女で賑わっていた。(写真は人波が途切れた一瞬を狙ったので、ちょっと寂しげに写っていますね。)
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 山口県にある家内の実家への帰省の道中、広島で途中下車した。
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 この日は、広島の原爆記念日のあと、終戦記念日の前という時期で、外国からの観光客含め多くの人々が平和公園を訪れていた。平和公園はいつ来ても心が締め付けられる場所ではあるが、特に今年は福島原発の問題があり、広島への原爆投下が遠い過去の歴史のことと思えなかった。
 原爆の子の像は、2歳で被曝し12歳で亡くなった佐々木禎子さんの慰霊碑だ。自分の命の短さを悟り、鶴を折ることで、回復を祈り続けた心情と、その祈りが届かず幼くして人生を終えなければいけなかったひとりの女の子の無念を思うと、こうして文章を書いていても目頭が熱くなる。
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 原子爆弾は、放射線に加え、圧倒的な爆発力と高熱で、すべてを吹き飛ばし焼き尽くした。今回初めて原爆資料館を見学した。建物(銀行だったか)外の石の階段に、そこにいた人の影がくっきりと残されている展示を見た。イメージとして理解していたつもりの原爆の威力を、視覚を通して改めて思い知らされた。
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 柳井の駅では跨線橋に名物の金魚提灯が飾られていた。その下を日焼けして健康そうな女子高校生たちが通り過ぎる。
 この町の近くで原子力発電所の建設が始まりかけていたが、今回の問題で中断されたとのこと。原発の是非について個人の見解を述べるつもりはないが、この幸せな風景がしっかりと守られることが最優先であろうことに異論はないであろう。
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