四間道~円頓寺~ノリタケの森(名古屋)

 名古屋で過ごす週末、ガイドブックを頼りにノリタケの森まで足を伸ばした。
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 昔「堀川」は廻船問屋などでにぎわう町だった。その頃川沿いに立っていた蔵が残っているのが四間道だ。この字で「しけみち」と読む。
 見落としてしまいそうな路地を入っていくと商家の面影を残した建物や、蔵を改造したレストランなどが現れる。ゴールデンウィーク最後の週末にもかかわらず観光客らしき人も見当たらず、歴史的資産がいまひとつ有効活用できていないことが残念だ。
 通り沿いにあった神社は、木漏れ日が心地よかった。
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 道は、円頓寺商店街につながる。この字で「えんどうじ」と読む。よそ者が入り込みにくくする仕掛けか?
 ここは昔は大須と並ぶ商店街だったらしいが、今ではだいぶ差がついてしまったようだ。名古屋にあってこの寂れた感じはいかがなものだろう。
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 そして目的地、「ノリタケの森」。ノリタケが工場跡地を公園にして提供している、いや太っ腹。
 ノリタケは大正時代に激増する輸出注文の事務処理効率化のため機械化を決断、日本に初めてIBMを導入した先進的な会社でもある。当時まだIBMは日本に進出していなかったため、商事部門の森村ブラザーズが代理店権を獲得し、保守まで出来る体制をとったそうだ。その後森村でIBMとの交渉にあたった人物が日本IBMを設立する。この敷地のどこかに、日本最初の機械式計算機(まだコンピュータではない)が設置されたのだと思うと、業界の末席にいる僕もちょっと興奮したりする。
 立ち並ぶレンガ立ての建物はレストラン、ショップ、博物館になっている。ショップはアウトレットコーナーもあり、掘り出し物を探すのも楽しい。
 店頭の売店でビールを買って、木陰のベンチで一休み。名古屋、まだまだ奥が深い。
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by scott_yonezawa | 2009-05-09 20:47 | お出かけ・散歩